倹約独身ひとり暮らし中年男子の備忘録

小さく豊かに暮らしたいひとり暮らしおじさんの生活備忘録

悟りに至った高僧でさえも抑えるのが難しいというアレ

雑誌「ゆうゆう」の連載記事、50代からのすっきり人生相談

2023年6月号は「稼ぎで人を判断することなく自己肯定感を上げるには」でした。

 

相談者さんの女性は

社会で活躍している同性の同級生や出世した元同期をうらやましく感じて自己肯定感が下がる

とのことで、それに答える坂東眞理子氏は

知っている同性が出世すると「昔は私の方が出来たのに」「彼女に比べていまの私は」という嫉妬心は、悟りに至った高僧でさえも抑えるのが難しいとされています

と記した後で、

そのような負の感情は野放しにせず「人は人、自分は自分」と唱える、うまくいった人を讃えるなどして自己肯定感を高めましょう

とアドバイスを送ります。

 

さて、私は自分で言うのもアレですが、新卒で今の会社に入社した当時はそこそこ高い評価をいただいていました。しかし自己管理能力に難があったり、また会社が買収されたあと人事の評価基準が変わったことに対応できず、アラフィフとなった今では低賃金のヒラ社員として働いています。新しい可能性を信じて外に飛び出すことはせず、先の見えている今の会社に居座る事を決めているわけですが、現在の収入を同期や学生時代の同級生と比較すると情けない気持ちになることは否定できません。

考えても仕方ない、この先も大きく変わる事のない現実を受け止めて心穏やかに自分の人生を生きて行こう、と考えているのですが、このような「負の感情に蓋をする」心の持ちようは果たして正解なのだろうか、と迷うことがあります。

坂東眞理子氏が「悟りを開いた高僧でも難しい」というこの嫉妬心(私の心にあるのが嫉妬心なのかただの劣等感なのかは分かりません)、どのように処遇するのが適切なのでしょうか。いまのところ答えはわかりません。