ひとりでできる趣味の話
わたくし、基本的に一人でいるのが好きなので
交友関係はごく限定的で、こちらから連絡をして会うような友達はいない。
仕事が休みの日は朝起きてから夜寝るまでずっと一人で
特にそれが苦しいとか寂しいとかは思わないのだが
なんとなくスマホやパソコンを見てダラダラと無為に過ごすのは
精神的にも身体的にも良いはずはなかろうと。
友達がいない自分でも一人でできる趣味は持っていた方がいい。
好きなこと、あまりお金のかからないことを趣味にしたい。
ということで今回取り上げるのは「音読」
ただ声に出して文章を読む、あの音読だ。読み聞かせとは違う。
私の場合、ネットやマガジン系サブスクで気になった記事を音読することが多い。
感情を乗せる、アナウンサー気取りで読むなど、いろいろ変化を付けたり
口がよく回ってスラスラ読めた時は気持ちよくて、案外たのしい。
そして実は、音読には科学的根拠に基づいたメリットもあるいう。
①「脳を活性化させる」
読む・聞く・話すという動作を同時に行うことで脳の血流がアップし、脳の前頭前野が活性化することが分かっている。一日中一人で過ごして誰とも会話しなくても、音読することによって脳に刺激を与えることが出来る。また前頭前野が活性化することで神経伝達物質である「セロトニン」が分泌され、昂った気持ちを抑えるリラックス効果/ストレス軽減効果がある。
②「のどの筋肉を鍛える」
発声することでのどの筋肉が鍛えられ、誤嚥性肺炎の予防にも期待できる。最近増えているというシニアの誤嚥性肺炎。楽しく音読して病気の予防にもなるなら一石二鳥。
③「新しい知識が得られる」
わざわざ時間をかけて音読をしたくなる記事は自分にとって有益だと思えるもの。黙読のように飛ばし読みはせず、文字を追って理解しながらしっかり読む為、記憶に残りやすい。
知的好奇心が満たされ、脳が活性化され、心にも体にもいい。
そこそこ時間を使うし、ひとりで出来てお金もほぼかからない。
おひとりさまシニアの趣味としてはなかなか良いのではないだろうか。